公道レース

58号線を愛車XL230で走行中、ミラーを見ると一台のバイクのヘッドライトが見え、猛追してくるのが分かった。

「へ。どこの誰だか知らねえが、アイルトンセナが土下座する程の男と呼ばれた俺について来れっかよ！一生俺のテールランプ拝んでろ！ｶﾞﾁｬﾌﾞｰﾝ！」

とスピードを上げるも、あっという間に追い付かれ横に並ばれた。

そのバイクを見て

「何！HONDAのゴリラで俺のスピード領域について来てんかよ！どんなチューンしてやがる！」

ってなって、ゴリラの野郎は俺に見向きもせず抜き去り一瞬でテールランプが見えなくなった。

「な、何なんだあの野郎･･･沖縄にあんな野郎がいたんかよ」

っていう遊びを、さっき運転中の頭の中でしてた。